- 病院のおしらせ
当院では、年に2回の医療安全研修会を行っております。今年は、6月25日(日)から7月1日(土)までを前期医療安全週間として、医療安全委員会のメンバーによるラウンドを行いました。また、全職員向けの研修会を2日に分けて行い、医療安全を意識し心掛けるようにしています。
研修会は、6月28日(水)と6月30日(金)に行いました。
昨年に引き続きSOMPOリスクケアマネジメント株式会社の梶尾 詩織先生を講師にお招きして、1日目は『ヒューマンエラーと医療安全』、2日目は『職員間のコミュニケーション』の講話をしてくださいました。2日とも立ち見がいるほど、たくさんの職員が関心を持って研修会に参加していました。
1日目の『ヒューマンエラーと医療安全』では、
人間誰でも、どんなに注意をしていても集中力の限界があり、間違いを起こしてしまうことがあるということを前提に、その間違いはどうして起こってしまったのかと掘り下げて原因を突き止めることによって、今後どのような対策をすれば間違いを未然に防ぐことができるのか、問題に目をむけることによって間違いを予防することが出来る。そのためにも、ヒヤリ・ハットを報告することで、同じようなミスに対して対策が検討され、未然に防ぐことが出来て、安全を図ることができるようになるというお話でした。たくさんの質疑応答の時間もあり、有意義な研修会でした。途中に、急速反復書字テストや、記憶力テストなどを交え、本当に記憶力には限界があることを実際に体験し、とても分かりやすく、楽しく最後まで聞くことが出来ました。
2日目の『職員間のコミュニケーション』では、
相手にしっかりと伝えたいことは、言葉で話さないと相手には伝わらないこと、コミュニケーションツール“SBAR”についてのお話でした。実際に、高級料理やかっこいいと思う俳優など、簡単な問題で、各グループのリーダーがヒントを与えながらグループ全員が正解するように伝えるというグループワークを行い、言葉にしないと伝わらない難しさを体験しました。中には全問正解したグループもありました。2日目も、とても分かりやすく、みんなで楽しく聞くことが出来ました。
後期の医療安全週間は、11月19日(日)~11月25日(土)を予定しております。