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日本脳卒中学会認定「一次脳卒中センター」(PSC)に認定されました。
2020年4月21日(火)
当院脳卒中センターはこの度一般社団法人日本脳卒中学会より、「一次脳卒中センター」(PSC:Primary Stroke Center)に認定されました。
一次脳卒中センターとは、地域の医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中患者を受け入れ、急性期脳卒中診療担当医が患者搬入後可及的速やかに診療(rt-PA静注療法を含む)を開始できる施設です。
当院では、救急隊、および連携医療機関からの脳神経疾患の診療依頼に対して、24時間365日、専用の脳卒中ホットラインで脳卒中医(神経内科/脳神経外科)が直接対応し、小山市だけでなく、野木町、下野市、栃木市などの周辺地域、さらに結城市、筑西市、古河市などの他県からの救急も広く受け入れています。
現在、急性期脳梗塞に対するカテーテルを用いた治療(血栓回収療法)は標準的治療となり、これまで救えなかった脳主幹動脈閉塞による脳梗塞を治療することができるようになりました。また、専門チームを構成し、それぞれの専門知識や技術をいかして連携し、患者さんに最適な急性期治療を行うとともに、回復期や慢性期の治療に至るまでの円滑な移行をサポートしています。私たちは、脳卒中の救急から予防に至るまで、最善の医療を提供できるようこれからも最大限努力していきます。
日本脳卒中学会が定める一次脳卒中センター」の認定要件は、以下の通りです。
- 地域の医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中患者を受け入れ、急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬入後可及的速やかに診療(rt-PA静注療法を含む)を開始できる。
- 頭部CTまたはMRI検査、一般血液検査と凝固学的検査、心電図検査が施行可能である。
- 脳卒中ユニット(SU)を有する。
- 脳卒中診療に従事する医師(専従でなくてもよい、前期研修医を除く)が24H/7D体制で勤務している。
- 脳卒中専門医1名以上の常勤医がいる。
- 脳神経外科的処置が必要な場合、迅速に脳神経外科医が対応できる体制がある。
- 機械的血栓回収療法が実施出来ることが望ましい。実施できない場合には、血栓回収脳卒中センターや包括的脳卒中センターとの間で、機械的血栓回収療法の適応となる患者の緊急転送に関する手順書を有する。
- 定期的な臨床指標取得による脳卒中医療の質をコントロールする