新小山市民病院について
院長挨拶
院長挨拶
唯一無二の存在として、地域の皆様に最高の医療を提供する
今年度から新小山市民病院の理事長・病院長を拝命いたしました．当院は2013年に「地方独立行政法人新小山市民病院」と改称、2016年に現在の新病院に移転し、小山市の急性期医療を提供する体制を整えてきました．この12年間、島田和幸前理事長の指導の下、「Only One Hospital」を目指して職員一同が努力し、患者数の増加と医療の質の向上を着実に実現してきました．今後も更に実績を積み重ね、「唯一無二の存在として、地域の皆様に最高の医療を提供する」という「Only One Hospital」の理念をより強固なものとしていきたいと考えています．
今年2025年は、「日本の人口の約30％が65歳以上となり、高齢化が進むことで医療や介護の需要が急増し、人材や設備の不足が深刻化する」といわれた「医療の2025問題」の年です．2013年から今年を目指して、二次医療圏ごとに「地域医療構想」の話し合いが行われてきました．栃木県は医師偏在指標全国31位と医師少数県であり、持てる医療資源を最大限に活用して2040年まで増加するといわれる医療需要に対応することが重要です．小山地区では、当院が中心となり、小山市内と近隣の15病院で「小山市近郊地域医療連携協議会」を設置し、地域の連携と役割分担について協議を重ねています．今後も連携をより一層強化することで、救急医療を含めた効率的な医療提供体制を構築し、当院の診療においては手術室の増室、従来なかった診療科の設置など、更なる充実を図りたいと考えています．
小山市のキャッチフレーズは「小さな自慢が、山ほどあります」です．新小山市民病院はその自慢のひとつとなれるよう、地域のニーズに応える医療を提供していきます．小山市とともに歩む新小山市民病院を目指し、小山市が市民の皆様の「Only One City」となることの一助となることを願っています．皆様には、引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます．
2025年4月1日
新小山市民病院 理事長・病院長
佐田 尚宏
専門分野
胆膵外科、内視鏡外科
学歴及び主な職歴
1984 年 3月 東京大学医学部卒業
1984 年 6月 東京大学医学部第一外科研修医
1994 年 1月 東京大学医学部第一外科助手
1994 年 10月 ドイツDusseldorf 大学医学部消化器科客員研究員
1996 年 9月 キッコーマン総合病院外科部長
2000 年 4月 自治医科大学消化器・一般外科講師
2003 年 8月 自治医科大学消化器・一般外科助教授（准教授）
2007 年 10月 自治医科大学鏡視下手術部、消化器・一般外科教授
2015 年 1月- 自治医科大学消化器・一般外科（消化器一般移植外科）教授
2015 年 4月- 2022年 3月 自治医科大学附属病院 病院長
2021 年 4月- 自治医科大学外科学講座 主任教授
2025 年 4月- 地方独立行政法人 新小山市民病院 理事長・病院長
~現在に至る~
所属学会
日本外科学会 代議員 指導医 専門医
日本消化器外科学会 指導医 専門医
日本消化器病学会 執行評議員 指導医 専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本内視鏡外科学会 評議員 技術認定医
日本肝胆膵外科学会 評議員 高度技能指導医
日本臨床外科学会 評議員 学会誌編集委員
第86回日本臨床外科学会 学術集会会長（2024年11月21-23日：宇都宮）
日本膵臓学会 理事（2021年～）学会誌編集委員長（2018年～）指導医
第55回日本膵臓学会 大会会長（2024年7月25-26日：宇都宮）
日本胆道学会 評議員 指導医
日本外科病理学会 理事長
AGA(American Gastroenterological Association) International Member
ELSA(Endoscopic and Laparoscopic Surgeons of Asia) Member
APA(American Pancreas Association) Member
IASGO(International Association of Surgeons, Gastro -enterologists, and Oncologists) Member
SAGES(Society of American Gastrointestinal and Endoscopic Surgeons) International Member
研究分野・テーマ
胆膵疾患の画像診断
急性膵炎・慢性膵炎の病態生理
膵癌・胆道癌の集学的治療
胆膵領域の内視鏡手術と低侵襲外科治療
