新小山市民病院

先日、8月31日（月）に、前期医療安全研修会を開催しました。

当院の顧問弁護士である、井上法律事務所の山崎弁護士を迎え、『法制化された医療事故調査制度について』という演題で、講義をしていただきました。
医療事故調査制度は、平成26年6月18日に成立した、医療法の改正に盛り込まれた制度です。そして、その制度施行は平成27年10月1日です。
医療事故調査制度が施行される前に、当院もみんなで学びたいと思い、今回同じように施行前に説明を聞こうと各病院での研修会で忙しい山崎先生に、わずかに空いている時間を頂戴して、研修会を開くことができました。

　医療事故調査制度とは、医療事故が発生した医療機関において院内調査を行い、その調査報告を民間の第三者機関（医療事故調査・支援センター）が収集・分析することで再発防止につなげるための医療事故に係る調査の仕組み等を、医療法に位置づけ、医療の安全を確保するものです。
文章だけを読んでも、分かりづらかった内容でしたので、山崎先生のお話を聞いて、少しは理解できたような気がします。ガイドラインができたら、更に学習していかなくてはならないなと感じました。また、患者さんやご家族への説明も大切であると感じました。
今回の研修は、難しい内容のお話でしたが、多くの医師や看護師、医療技術部門・事務部のスタッフなど、219名の出席があり、有意義な研修会になりました。