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第6回小山の医療を考えるシンポジウムが行われました

 3月13日(日)小山市立文化センター小ホールにて、第6回小山の医療を考えるシンポジウムが行われました。

 第1部では、当院に病院まつりでご協力くださいました小山の地域医療を考える市民会議の皆さんの活動報告と、活動内容として実際に在宅医療を体験してきた場面を寸劇で上演しました。

 第2部の基調講演では、ハンディクリニックの坂口敏夫先生がコメンテーター、宮道亮輔先生が講師となり、人生について「死」を考えることで「生」を考え、幸せになるためには?と医療とのかかわり方を考え、最期を迎えるまでには在宅医療という選択肢もあることを教えてくれて、とても楽しく在宅医療について知ることが出来ました。

 第3部の全体意見交換会では、当院から総合診療内科副部長の小松憲一先生が講師として出席しました。救急医療の大変さを、当直明けでほとんど寝ていない小松先生がリアルな現場の状況を話し、かかりつけ医の必要性を主張しながらも、患者さんの立場から考えた目線での選択の仕方や、複数のかかりつけ医を持っていても自分に合った上手な使い分けをして受診していけばよいこと、紹介状を持って受診する事で、私達が知らないところで先生方が情報交換をして患者の情報を共有してくれていることをとてもわかりやすく説明してくれました。また、意見交換会の中では、自治医科大学の梶井英治教授がマイクを持って会場を回り、市民の質問に対して小山地区医師会会長である松岡淳一先生や当院の島田病院長が答える場面もありました。島田病院長は、核家族が増えている今こそ、家族との密なつながりを持つこと(親子で意思表示の共通の理解を持つこと)が1番大切なことであると話していました。

 笑いあり納得ありの、とても充実したシンポジウムでした。